2022年4月23日(土) 15:00~18:00
2013年の映画から日本でも広く知られた女性思想家ハンナ・アーレント
彼女の主著『人間の条件』は、良書であることは間違いないが、一人で読むと数分で寝落ちするほど難しい
しかし、60年も前に著されたこの本は、現代を生きる私たちが抱える問題―途方もない孤独感、手に負えない世界経済や科学技術の進展で感じる無用感、排外主義や民主主義への絶望―を見据えて、描いているように思います
『人間の条件』を読み解きながら、根っこまで立ち返り、私たちが生きるこの社会や世界について考えあってみます
予習不要!輪読しながらわからないところを出し合ったり、内容に連なるそれぞれの経験や考えを出し合いながら読み進める、連考・連読の読書会
第26回 ハンナ・アーレント『人間の条件』読書会
日時 | 2022年4月23日(土)15:00~18:00 ※18:00~交流会あり(任意参加) |
場所 | 大人の秘密基地arcoiris(埼玉県和光市丸山台1-9-19) |
費用 | 1000円(1ドリンクつき) ※交流会参加費2000円(プレートご飯+1ドリンク) |
定員 | 15名(先着順) |
対象 | どなたでも参加できます ※今回からの参加も大歓迎です |
申込 | 下記参加ボタンよりメールフォーム |
内容 |
第25回で『人間の条件』第2章「公的領域と私的領域」が読み終わりました 次回は、これまでの振り返りをしながら、今後どの章を読んでいくのかを決めてから、進めていきます 予習不要!その場で一行ずつ輪読し、わからないところを出し合ったり、 それぞれの経験・考えを伝えあいながら、ともに読み進めていきます。 |
▮この読書会で大切にしたいこと▮
①『人間の条件』をみなで読みながら理解するよう努力すること
わからない言葉・不明点、私はこう理解したなど、率直に出し合いながら、理解を深めていきます
②読み進めつつも、参加者それぞれの「かけがえのない」経験や考えを出し合い、聞きあうこと
脱線や雑談も大いに大歓迎です。
とくに②は、アーレントの提示する重要概念の1つ「活動(アクション)」=お互いの経験や考えを、正否や利害にかかわらず、語り合い、それを見聞きしながら、それぞれの「かけがえのなさ」に触れること、を文字通り体感することにつながります
▮新型コロナ対策について▮
①全員マスク着用、一人一席、2m以上の距離をあけて、 非"密"に細心の注意を払って開催します
②参加予定者が多くなってしまう場合、抽選等の方法により参加をお断りすることがあります
参加希望の方は必ず、以下フォームよりお申込みをお願いいたします
課題図書
ハンナ・アーレント著『人間の条件』
志水速雄訳、ちくま学芸文庫、1994年
主宰・ファシリテーター
◆川上和宏◆
大人の秘密基地arcoiris店主、哲学カフェ@アルコイリス主宰
千葉大学大学院教育学研究科卒、東京学芸大学博士課程満期取得退学